正倉院展

11/7 正倉院展に行ってきた

二限まで大学で授業を受けてから友人を奈良まで連れてきた。地元を紹介しながら歩くという経験は初めてなので新鮮だった。奈良の葛切りも初めて食べた。

葛切りを食べていたら正倉院展の予約時刻を過ぎたんだけど、遅めに行くと待ち時間なしで入れるというのをネットで事前に調べておいたので急がずに済んだ。

1300年前の宝物を見ていたら、大量の人が力を尽くして作ったものが奇跡的に残されて目の前にあるという時事事実に胸をうたれ、自分がまだ生ぬるいんじゃないかという気がしてきたが、それとは関係なく状態それ自体が美しいものばかりで、重ね重ね胸をうたれた。天皇が遊ぶすごろくの台をしまうための箱が展示されていたんだけど、それが一番印象的で、手作り感と手落ちのなさが信じられなく高いレベルで両立している感じが世界各国だった。「こんなのどうやってつくるの」と驚きあう我々のような人、双眼鏡で真剣に表面の細工を見つめる常連肌の方々、音声ガイドを一生懸命きく歴史好き(?)など、みんなが楽しんでいて快適だった。

奈良国立博物館を出て私たちは二月堂へ向かった。夜の二月堂は驚くほど人が少ないことを知っていたのがよかった。最高の夜景を友人に紹介できた段階で私は完全に満足した。来年も一緒に来ようということも言えて夕食もおいしかった。